ダンスという言葉が舞踊全般を指すのに対し、今日のバレエは、"観客を対象にする劇場芸術"の一形式であり、音楽・演劇・美術・衣装・照明などの要素を統合し、踊り手の動きを通して創作する総合舞台芸術に位置付けられています。
つまり端的に言えば、"お客様に観ていただく舞台芸術"がバレエなのです。
現代においては、"お客様に観ていただく"ためだけではなく、健康維持のためだったり、身体を柔らかくするためだったり、姿勢をよくするためだったりと、バレエに求めるものが人それぞれとなっていっているように感じます。
このような潮流の中で、Lively Comfortでも、オープンクラスのように発表会や舞台に参加しないクラスを開設するようになりました。
それでもお教室としては変わらず、観客の前で舞台に立って踊るということを念頭に置いてレッスンを行っております。
ここまで読んでくださった生徒さんには是非、お客様に観てもらっているという意識を頭の片隅に置いて、日々レッスンに取り組んでいただけたらと思います。
また、お教室に来ていない方も、機会がありましたら"お客様に観ていただく舞台芸術"であるバレエに、観客として触れていただけたら幸いです。