数多くあるバレエ作品の一部を紹介します。
古典バレエの美しさと情熱的な踊りの融合
スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの小説を基にしたバレエ作品。
スペインを舞台にしており、バジルとキトリという若い男女の恋物語を、個性的でユーモラスなキャラクターたちが彩る。
賑やかな踊りが多く、また話の内容も庶民的で、全体を通して明るい雰囲気となっている。
ドン・キホーテというタイトルであるが、実はドン・キホーテ本人の踊る場面はなく、脇役的存在となっている。
原作:ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドゥラ
台本:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス
振付:マリウス・プティパ
初演:1869年12月14日モスクワ、ボリショイ劇場
構成:プロローグ全3幕
コミカルな人形振りが見もの フランス・バレエの名作
「泉」「シルヴィア」と並ぶドリーブの三大バレエの一つで、フランス・バレエのロマンティック期の最後を飾った名作。
ホフマンの原作により、人形のコッペリアをめぐって陽気な村娘スワニルダと青年フランツのカップル、人形師のコッペリウスが織りなす怪奇とロマン。
喜劇であるためコミカルな動きや演出が多く、見ている人を楽しくさせてくれる。
原作:E・T・A・ホフマン『砂男』
台本:シャルル・ニュイッテル、アルチュール・サン=レオン
音楽:レオ・ドリーブ
振付:アルチュール・サン=レオン
初演:1870年5月25日パリ・オペラ座
構成:全3幕
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